1960年代にはCopperkingはCan't buste'mから独立し、ワークウェアと
いうよりも、カウボーイに向けたデイリーウェアを打ち出すようになります。
また、1960年代はアメリカの東部の学生にもジーンズがファッションアイテムとして認知され、
ジッパーフライや防縮加工のデニムはフィッティング に大きな効果をもたらし、
Lee、Copperkingはスリムフィットのシルエットにおいて客層を広げる事に成功しました。


こちらは1960年代に作られた裾にかけてテーパーにかけられたもの。
アウトシームの脇割りは両耳使いですが、この時代、
広い幅のデニム織機を 使われることが多かったため、
生地の取り都合を考えて、片耳を使う場合も多く出てきます。
こちらが1960年代の片耳仕様のもの。
シルエットはほぼ変わらず、股リベットもまだ付けられています。
ポケットがやや小ぶりになっている点も、60年代の特徴です。
そして、1970年代、Copperkingは多くのアイテムを生産していますが、
この時代にはじめて、BY Can't buste'm の表記がとれ、 よりカジュアルなアイテムを製造
しています。 こちらが最終型ともいうべき、耳なしのバージョン。トップボタンが銅製に変わり、
紙ラベルのデザインも変わります。日本では同じ1970年代に、大野衣料が
「Copperking」の商標を登録し、現在に至るまでその商標を大切に維持しています。
1940年代から実在した、Levi'sやLeeの501.101と同じ歴史のある5ポケットジーンズを
、そのかざりステッチや意匠もそのままに完全復刻します。
ウエアハウスが100%自社生産で手掛けるCOPPERKING。
これまで培った生産背景をベースに実在した歴史へのリスペクトを込めながら、
これからのオーセンティックジーンズを構築します。
最新の1001xxと同じ、アメリカ産コットンを使ったデニムに防縮加工をかけて・・・